こんにちは、しょちょーです。
僕が担当させて頂いている患者さんに、進行性核上性麻痺を患っている方がいます。
進行性核上性麻痺は無意識化における運動操作が難しくなったり、頸部伸展位になっていったり目線において下方を向きづらくなるなどの機能障害が発生する病気です。
昨年末までは1週間に1〜2回転倒するくらいでしたが、今年に入ってから毎日のように転倒を繰り返しています。
左大腿神経麻痺もあり膝伸展保持ができなかったり、右下腿には蜂窩織炎も発症しました。
ど、、、どこから手をつけたらよいのか、、、
マッサージや鍼灸以前の問題
まず毎日転倒を繰り返す環境を変えなくてはいけません
- ヘルパーの介入
- 車椅子の導入
これらはケアマネジャーと話し合っていますか?と確認したら、「相談してます」
との回答が!
良かった、、、
と思いきや
「でもどっちも入れたくないのよね」
ふぁっ!?
この方にはまず「転倒が無い」という状況を作らないと延々と炎症反応が続き、更に転倒しやすくなるという悪循環が発生し続けます。
導入のメリットを伝えても、本人は嫌そう。
なぜなのでしょうか?
進行性核上性麻痺では危機管理意識も少しずつ弱くなっていく傾向があるため、疾患のせい??とも思いましたが、、、
車椅子を導入したものの
結局、1ヶ月前から車椅子を導入することとなりました。
が、
「1回も使ってないのよね」
な、、なぜですか?!
本人曰く、使いづらいとのこと。
でも、依然として毎日転倒を繰り返しています。
この方には姿勢性の筋筋膜性腰痛が見られるので、緩和のため介入をしています。
なので、腰痛の改善だけ見ていけばよいのでしょうか?
それは、、、あまりにも視野が狭い気がします。
マッサージ師ですが、一番に考えなきゃいけないことは、この方が在宅における日常生活を安全に・快適に過ごせるようにする。ということだと思います。
その上で、マッサージ/鍼灸で解決できる事柄にアプローチをかける。
こういうことだと思います。
まだ具体的な解決案があるわけではありませんが、、、
今できることはケアマネジャーさんなど、まわりの介護・医療サービス関係者と情報共有をすること。
やれることをきっちりやって、患者さんの生活を包括的に支援していけたらと思います。
それではまた!