訪問所感

便秘=とらこにお任せと言われるように!

すごいタイトルですが・・・笑

高齢者の方は便秘の方が多いです。

80歳以上では12%の方が便秘になっているそうです。

そんな便秘でお悩みの方お二人のお話をしていきます。

そもそもどうして高齢者の方は便秘になるか??

加齢に伴う食事量やADLの低下、生理的機能の低下が原因で起こります。

腸の筋力が加齢とともに衰えて腸の動きがスムーズにいかなくなります。

なかなか便が出ないと1日それが気になり透析に行くのが億劫になっている方

そんな悩みをお聞きしたので「じゃあお腹を動かす運動していきましょう!」となりました。その方は日中ベッドで寝転んでいるか、座っていても背中に大きなクッションにもたれかかっているので体幹を安定させて座っていることがない状態です。

①背中にクッションを挟んだ姿勢から体を起こす!そう腹筋です。

②次に腹圧を高めるために腹式呼吸。

 鼻から空気を吸い肺ではなくお腹をパンパンに膨らませます。そこから口をすぼめてロウソクを消すように「ふぅーーーーーーー」と口から空気を吐き出します。

③体幹を動かしたいのでクッションを持ってもらい、体を捻り、右にクションバウンドさせ、また捻り左にクッションバウンドさせていきます。

④最後に座位で腿上げしてもらいます。

腿上げって足の力だけで持ち上げているわけでなく、腿上げる瞬間に腹筋に力が入り、そこから足が持ち上がっているんです。

しっかり動かすけど辛いのではなく、楽しんでできるように行なっています

数日後、娘様に前回の施術後お父様のお通じの様子をお聞きすると・・・

娘さん

「翌日に透析行く前にお通じあって、スッキリしていました!最近調子良いいようなので助かりました」

患者さん

「便が出ないときはいつも先生の顔が浮かびます。また運動頼みます!」

便秘でずっと薬飲んでいるが変わらない方

少し大きなお腹をされている患者さんです。

便秘のお話をお聞きしたので

「少しお腹マッサージしていきましょうか?」ということになり

立ち座りの移動だけでも息切れが激しいため、運動でなく腹部のマッサージを行いました。

  • ①お腹を全体的に触り硬い場所があるか確認を行います。
  • ②時計回りに円を描くようにさすっていきます。
  • ③上から下への動き、側腹部も動かし、骨盤周りも動かしていきます。
患者さん

「90歳だから好きなもの食べて後悔したくないんだよ」

とお話しされるとなかなかアドバイスも難しいですね。。

とらこ

「量はほどほどでバランスよく食物繊維の物も食べてください」

数日後、気持ちよかった、スッキリしたとのことで、毎回腹部のマッサージを入れるようにしています。

すぐに効果がなくても、後々に何にかしら成果が出たらこっちのもんです♪

何かあった時に少しでも患者さんの力に寄り添えていけるように◎

訪問することで安心感も届けられるように◎

この記事を書いた人

とらこ
・鍼灸マッサージ師
(3児の母 トライアスロンに挑戦したいアラフォー)