訪問所感

治療以外のサポート

認知症のAさん

施設の患者さんで「何もかもがわからない」と。

トイレの仕方もわからないから教えてくれと言われます。

Aさんは女性なのでわざわざ施設の方呼ぶほどのものでもないのでこちらでサポートします。

ちゃんと出来ていますよ!やり方忘れていないから大丈夫!と伝えます。

本当のことですし、もちろん出来ないこともありますが、出来ないねと認めるのは違うかなと。

たまに共感もしつつですが、とにかくポジティブな声がけを♪

自分の子供達にもそうですが、

出来る!自信持っていいんだよ!と常々伝えます。

やる前からわからない、出来ないかもしれない・・とよく口にする我が子たち。

いやいや!まずやって、それでも出来なかったら対策考えよう!と伝えています。

見守り、危ない時には手を差し伸べられる距離にいれば大丈夫かと。

ずっと手を差し伸べて手伝うは本人のためにはなりません。

出来ることはやってもらい、出来ないことへは3割サポートします。

患者さんも我が子も大抵出来ます◎

ALSのBさん

UberEatsでお寿司を注文したい時がありました。

指も動きづらくなっているのでサポートしてスマホで検索して、確認しながら注文しました。

5分から10分ほどかかりましたが、施術後スムーズに届けてもらい、お寿司が食べられればOKかと。

訪問し治療しに行っているので、頼まれればなんでもはい!やります!というわけではありません。

買い物や洗い物、洗濯、掃除はしません(←ヘルパーさんやご家族にお願いしてもらいます)

しかし床が濡れていて転ぶ可能性あればささっと拭きますし、

ティッシュがゴミ箱横に落ちていればゴミ箱に捨て、

外に荷物が届いていれば中に入れていいか確認し入れます

それくらいはします。

治療だけしかやらない!よりはそちらのほうがいい気がするので。

少しのサポートでその方の負担が減ればラッキーかなと。

自分の祖父母の手伝いをするような感覚です。

この記事を書いた人

とらこ
・鍼灸マッサージ師
(3児の母 2023年にトライアスロンに挑戦したアラフォー)