こんにちは、しょちょーです。
先日2名の患者さんの方から訪問回数増加をお願いされました。
今日はなぜそういった結果に結びついたかを考えてみたいと思います。
痛みにフォーカスしていた
介護保険利用者ということもあり、患者さん自身の身体機能は低下しています。
どちらの方も起立動作は非常に不安定で、寝返りにも時間がかかります。
日常生活動作を考えるのならば、関節可動域や筋力といった要素へアプローチをしかけて行くことが必要です。
ですが、恐らく本人たちの希望は「不快感・痛み」を取り除いてくれ。
というものが強いと予想しました。
なので全体的なアプローチを行う時間を少なくして、疼痛部位へのアプローチを増やしていきます。
すると、本人たちからは「とても気持ちが良い」「楽になった」とお声をいただくことが増えてきました。
ただ、その疼痛部位は恐らく代償動作により引き起こされているものなので、やはり全体的なアプローチを行っていく必要はあります。
でもそれだと本人たちの治療満足度は下がる。
うむむ。
といったところです。
患者さんの気持ちを満たしてあげることも大切
しばらくの間、本人たちの主訴部分に徹底してのアプローチを継続しました。
すると、冒頭でお伝えした通り、、、
「増回してくれないか」
という要望になったのです。
増回ということは、それだけ治療を行えるチャンスが増えるわけです。
週1回から週2回になっただけでも治療上の進捗度は大幅に改善するはずです。
専門的な情報を勉強すればするほど、いろいろなことを試して行きたくなるのは治療家の性ですが、、、
基本に立ち戻って、疼痛部位をしっかりアプローチする。
ということも大切なんだと思いました。
今日は以上です。
それではまた!