こんにちは、しょちょーです。
根本治療を取り組んでいる治療家さんは患者さんと向き合っている。
だけど、対症療法しか取り組めていない治療家さんはまだまだ未熟、、、
こんな風潮ってありませんか?
先日ご近所さんとフルマラソンを走ってきたのですが、一緒に練習をしていたらこんなことを言われました。
背中が痛いからマッサージ店に行ったら、お尻や足を揉まれて「全身をほぐしたほうが痛み取れますから」
って言われたけど、背中を重点的にやってもらいたかったんだよね。
どうしてですか?
だって背中が痛いからお店に行っているからね。
足を揉んで劇的に背中が軽くなるなら良いんだけど、物足りなかったな〜
どういう目的で足へアプローチしたかは分かりませんが、患者さんのニーズと治療家さんの提供するサービスがマッチしていないことは確実です。
治療家として活動期間が長くなってくると、治療効率を考えたり、より広い視野で施術を実施できるようになっていきます。
でもですね。
まずは患者さん自身の気持ちを満足させてあげなくてはいけません。(と僕は考えてます)
ニーズを満たしてあげる。心を満たしてあげてる。=「この施術者さんに任せたら、大丈夫そうだな」と思わせていく、ということです。
このステップをないがしろにして治療展開をしていくと、かなりの確率で離反に繋がるはずです。
痛いところを集中して触ることも必要
患者さんが「●●が痛い」と訴えてくれているなら、絶対に触って上げたほうがいいです。
むしろそこだけで1回の治療を終わりにしてもよいくらいです。
神経痛の場合においては、痛みの仕組みを患者さんが理解していれば神経絞扼部位のアプローチを織り交ぜてもよいですが、、、
仕組みを理解できていない場合においては、神経痛の発現している部分から触っていくべきです。
患者さんの訴える痛みは「そこを揉んで欲しい〜〜〜!!」っということの裏返しです。
実際疼痛部位をマッサージすることで、痛みの閾値が上がって疼痛減弱傾向になりますので、アプローチとしてはOKなわけです。
言い換えると、、対症療法です。
でも、おそらく患者さん自身の心は満たされます。
根本治療を求めておらず、実は対症療法の心地よさを毎回求めている患者さんも少なくない数でいらっしゃるはず。
ここは治療家さん自身が、患者さんの傾向をよく見極めて施術に臨んでいければよいのかなと思います。
今日は以上です。
それではまた!