こんにちは!しょちょーです。
最近は患者さんの評価設定についてあれこれ考えることが多くありました。
たとえば
結構、下肢の筋肉が緩んで可動域広がりましたよ!
と、言うのと
ハムストリングスのSLR検査、他動で、1ヶ月前と比べて10cm程度上がるようになりましたよ。
どちらが説得力があるように感じますか?
僕自身は、、、ですが、後者のほうがより説得力があり具体的だと思います。
もしも前者も実は10cm程度上がるようになっていたとしても、後者の表現のほうがイメージしやすくなりますね。
なので数字評価を基準として定点観測しながら治療を進めていければ、治療進捗を図る大きな材料になると考えました。
患者さんのやる気は確実に上がった
この数字評価を残すようにしたところ、なんと患者さんのやる気が上がりました。
今まで変化を感じることはあっても、どの程度の変化が起きているかが分かりかったのかもしれません。
具体的に数字評価の推移を見ていくことで、もっと数字が向上したらもっと体が良くなるのではないか?
この数字の推移であれば、それを望めるのではないか?
と思ってくださったようです。
他にも姿勢評価で写真を毎回撮って、キーノート(パワーポイントのようなもの)で画像貼り付けし、日々の姿勢写真の比較画像をつくりました。
これも大変好評だったようで、本人のみならずご家族さんが喜んでくれました。
ケアマネさんからも好評でした
当然、その評価シートはケアマネさんからも好評価をいただきました。
一言「分かりやすい」とのことでした。
介入目的によっては数字評価をのこすことが難しいかたもいらっしゃると思います。
変化せず、徐々に衰えていく姿を評価することにもなります。
ですが、変化しない・変化するに関わらずデータを残してあげることは、患者さん自身の行動意思決定に大きな影響を与えるものだと思います。
もしも難病で、「身体能力の低下」というデータを残し続けることになったとしても、前と比べてできなくなったことを客観的に見れるので、福祉用具等の早期介入に繋げられて、患者さんの安全性を確保できます。
まだ始めたばかりで、社員たちともあーでもないこーでもないと話し合っている最中ですが、もっと細かく、治療の本質にせまるような評価ができるよう頑張っていけたらと思います。
今日は以上です。
それではまた!