こんにちは、しょちょーです。
タイトルが意味不明かと思いますが、ここを混ぜて考えてしまう施術者さんが多いのではないかな?と思い、このようなタイトルにしました。
介護保険利用者は何らかの疾患を抱えている
とくに多いのが認知症ですよね。
日常生活がどれくらい障害されているかで介護度が決まっていきます。
僕たち施術者がパッと見たときに分かりやすいのが日常生活動作です。動作上の問題を見つけて改善を図ろうと考えるのが普通だと思います。
このとき、身体機能上の問題だけの患者さんは
- 治療の必要性
- 改善までの治療内容
- 期間と頻度
- 実施後の展望
これらをお話すれば、本人の希望と剥離がなければすんなり治療を受け入れてくれると思います。
なぜならちゃんと判断ができるから。
ですが、相手は高齢者で、介護保険利用者です。
身体機能の問題の他、脳の機能障害を抱えているケースがものすごく多いです。
もうほぼ100%と言っても過言ではない気がします。
- 話の展開の仕方
- 理解度
- 判断力
- 物事に筋が通っているか
- 感情のムラ(喜怒哀楽どれかに偏っているなど)
このあたりは注意深く観察し、どういう背景で患者さんが表現しているのかを見極めることが必要と思います。
ワガママな発言を繰り返す人は、性格の問題だけではない
あの患者さん、いっつも困らせることばかり言うんだよね!
一度は経験あると思います。
患者さんの意思を尊重するあまり、患者さんのNOとかYESをそのまま受け取ってしまうこともあります。
でも、そのNOとかYESはちゃんと正しく判断した結果の回答なのでしょうか?
全然理解して無くて、なんとなく回答してたり、気分がただただ悪いからNOとなってる(優先順位がめちゃくちゃになっている)などもあります。
困らせることばかりしてくる患者さんも、本人にとっては普通のことなのかもしれません。
いま3歳の娘がいますが、鼻水が出ていたので病院に行こうかと伝えると「いやだ〜〜!!!」と泣き叫びました。
理由を伝えても、「いやだ〜〜!!!」を繰り返します。笑
これは怖いとか、痛い思いをするかもだから行きたくないとなっているわけで、、、ちゃんと正しく判断は出来てないわけです。
これはまだ娘の脳の機能が成長していないから仕方のないことだと思います。
患者さんも一緒で、年齢によるものなのか、何らかの疾患の影響によるものなのかは分かりませんが、脳の機能障害が軽度〜重度かかわらず「ある」と思って接する方が施術者のメンタル面の健康が保たれると思います。
患者さんが月1回とか、週1回のマッサージだけで◯◯の疼痛が取れる。などと思っている方も結構いらっしゃいますが、これも正しく判断できているとは思いません。
このとき、この方が思っていることを尊重するよりも、はっきりと「それはできませんよ」と伝えて上げた方がいいと思います。
じゃあどれくらいで、何を実施したら改善の可能性が高まるのか?これを事実に基づいてお話する。
患者さんは、「患者さん」だから患者さんなので、会話や思考面においても一つ距離をおいておき、なるべく客観的に見ていく方がバランスがとれるのではないかと思います。
今日は以上です。
それではまた!