ここでは訪問現場にいるとよく見る単語や略語について一覧形式で解説します。
訪問現場1年目の頃なんて、介護士さんにいきなり「さっきまでSpO2 90だったんですよ〜」とか言われても意味分かりません。
患者さん「マグミット飲んでます」
しょちょー「マグネシウム?」
なんてことにならないように、聞き慣れない単語が出たらこのページを参考にしてください。
医療用語
主に医師・看護師・リハビリ師が使う用語一覧です。
SpO2(エスピーオーツー)
SpO2は「oxygen(酸素)のsaturation(飽和度)をpercutaneous(経皮的)に測定する」という意味で、日本語では「経皮的動脈血酸素飽和度」といいます。
パルスオキシメーターという機器を用いて測定し、在宅・施設ともにほぼ必須で置いてあります。
SpO2の正常値は96〜99%です。
90%以下の場合は十分な酸素を全身の臓器に送れなくなった状態(呼吸不全)になっている可能性があるため、在宅なら家族や看護師、ドクター。施設ならすぐに職員へ声をかけて適切な対応をしましょう。
サチュレーション
パルスオキシメータを使って計測した血中酸素飽和度。SpO2のことです。
飽和を意味する英語saturationからサチュレーション、SAT(サット)と呼ばれたりします。
現場では「SpO2(エスピーオーツー)」ではなく、「サチュレーション」と言っている方が多い気がします。
パルスオキシメーター
皮膚を通して動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定するための装置です。赤い光の出る装置(プローブ)を指にはさむことで測定します。
一般的に96~99%が標準値とされSpO2が普段の値から3~4%低下した場合は、かかりつけ医に連絡するか受診を検討し、低酸素時は側臥位姿勢等の安静な体位をとらせましょう。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者さんの機能訓練時は、常に値をチェックしながら実施する必要があります。
呼吸器疾患の患者応対には持参していくことをおすすめします。