介護されている方たち=ご家族
のお話をさせていただきます。
1:お父様が転倒し、1人で起こそうとしたところ腰を痛めてしまった娘様
転倒や床に座ってしまった方を起こすのってご本人達は力が抜けていらっしゃるので体重分以上に重さがあるんです。
腰を痛めてしまった娘さん、2、3日後からズキズキ痛みが出てきたそうで、整形外科に行こうかなと考えていたそうですが・・・
とらこに診てもらおうとなったそうです。(選択肢に入れていただきありがたいです)
同居されていない娘さんですが、ご両親の病院の送迎には同行されていて、何度かご挨拶していたので面識があったのも今回マッサージ依頼してくださった理由の1つかもしれません。
たまたま年末にもう1人の娘さんも腰を痛めており、もし2人が動けないくらい痛めていたら介護が本当にできなくなるので、今後お父様が転倒した際の対策を皆さんで相談されていたほうがいいかもしれない旨も今回お伝えしました。
私達はマッサージをするのが仕事ですが、マッサージ以外口出ししないのではなく、ケアマネさんに相談してみたらどうか?起こす時はこういうふうにしたほうが腰痛めないなどのアドバイスもしています。
カラダのこと、ケアマネさんを通して介護保険を使えばこういうサービスももしかしたら出来るなどの情報はやはり私たちの方が詳しいので、伝えることで何か解決の手助けができればと考えています。
ケース2:お母様が高熱で看病でなかなか落ち着いて寝られていなかった娘様
高熱が出ており、主治医からは病院で入院してもいいと薦められたそうですが、以前救急車で運ばれた際に余計ひどくなったそうで家で看病することに。お母様の熱は下がったが、娘様は寝不足でお疲れで辛そうでした。
とらこも時間が空いていたこともあり、積極的に娘様へマッサージしますか?と声がけをして、マッサージであればいくらでもサポートは出来ますから!!と娘様をヘルプしますとお伝えしました。
※どちらのケースも娘様は保険診療ではなく自費治療を行っています。
ご両親のサポート【ケアマネ・主治医・訪問看護・ヘルパーetc】はいろんな方がいますが、
介護されている方(ご家族)が何かあった時は本人達でどうにかしなければなりません。
しかし何かあったときは必然的にご両親にも影響が出てくるわけで・・・
切り離して考える問題ではないんじゃないかと最近考えさせられます。
最近よくニュースでも介護されていたご家族が親御さんを殺害してしまうケースが増えてきているように感じます。
どうしても一緒に住んでいると長い時間を共有しますので閉鎖的になり、、
ご家族もまだまだ体力に自信があるとはいえ、50、60代ですからいつ体が悲鳴をあげる・精神的に参ってしまうことが起きてもおかしくありません。なので・・・
患者さん・ご家族とも話しやすい環境づくりも積極的に作れるようにしています。
患者さんの話も聞き出しますし、自分の話も包み隠さずします。
そうすると距離が縮まるのか症状もちゃんと伝えてくれますし、いつもと違う様子などが気付きやすい気がします。(あくまでも個人の見解です)
患者様のご家族に対する気持ちも、ご家族から患者さんへ対する思いもどちらの話をちゃんと聞くようにしています。
とらこはまだ介護していませんが、少し育児と似ているなと思っています。
介護している方達には「子供は可愛いじゃない♪」と言われますが、
・食事・着替え・トイレも手伝う
・ストレス溜まるけど、そこから逃げたら見捨てることになってしまう
・病院、出かける時に連れて行くのも大変(常に声がけ)
・常に自分を必要とされる、呼ばれるetc
介護は終わりが見えない
子育ては子供も成長するため終わりが見える
というところは大きな違いかもしれません。。
ケアマネさんは毎月1回、
私たちは少なくとも週1回は患者さん・ご家族とお会いしているので、変化に気づけると思うので患者さんの症状はもちろんですが、ご家族の様子、状態などもしっかり伝える必要があると思っています。