訪問所感

患者さんはどこまでを求めているのか?

こんにちは、しょちょーです。

訪問治療を続けているとなんとなく色んなことが分かってきますよね。

例えば、予後。

・週1回介入、マッサージのみ、変形性膝関節症の疼痛緩和を目的とする。

しょちょー

長期間に渡って変化は無いかなぁ、、、

もちろん僕自身の技能が足りておらず、アプローチが甘い部分もあります。

ですが、現時点での知識・経験からするならばこの頻度では無理だなと分かるときがあります。

こんなときは皆さんならどうしますかね??

僕なら、「患者さん(または家族)の求めていること」から見直します。

全員が全員、治ることを希望してない

今回の変形性膝関節症であれば、ある程度の回数・期間・徒手療法および機能訓練でかなりの方が改善する可能性があります。

なので、つい介入回数の増加を提案しがちですが、断られることも多々あります。

僕自身もここで失敗を積み重ねてきました。

「患者さんが本当の本当に求めていることはなんなのか???」

例えば、次の二つは天と地の差があることがわかります。

  1. 痛みを取り除くこと
  2. 痛みを取り除いているといった取り組みを受けていること

①はそのままです。痛みを取り除きたいから訪問介入しているケースです。

②なんて本当にいるの??

なんて思う方もいると思います。

いるんです!

ご家族が治療に熱心で、家族の要望だから治療介入を受け入れているケースなどです。

この場合は患者本人としては痛みにある程度向き合っているけど、そこまで緊急性・重要性を抱いていません。

それよりも、家族の気持ちを断りたくないから。

と言った要素のほうが大きいかもしれません。

この場合は増回を提案しても中々受け入れられないかもしれません。

なぜなら治療を受ける理由が痛みを取ることではないからです。

本質的には上記に似たケースというのは実際存在します。

こういうときの正解は一体何なのかは僕にはまだ分かりません、、。

ただ、患者さん自身のそういった背景や気持ちを受け止める。といったことはしていきます。

売上を上げるには「単価・頻度・患者数」のどれかにアプローチする

患者Aさんがいたとして、

  • 単価:5850円(1回)
  • 頻度:8回/月(週2回)
  • =売上46800円/月

患者数を増やさずに売上をあげるにはどうしたら良いでしょうか?

このケースにおいては、頻度を調整するとすぐに上がります。

  • 単価:5850円(1回)
  • 頻度:12回/月(週3回)
  • =売上70200円/月

頻度を増やしただけで、売上が23400円も上がりました。

なので、売上数字だけをみていると、つい数字を操作したいと思って患者さんに提案をしてしまうことがあります。

これは患者さんからはあまり受け入れられない内容ですね。

売上のことは患者さんに話さないとしても、なぜ頻度を増やすのかの背景が売上なので、蔵会の意図が伝えられません。

大事なことは「患者さんが本当に求めていること」を叶えるための提案だと思います。

これがまた難しいのですけれども!

今日は以上です。

それではまた!

この記事を書いた人

しょちょー
・鍼灸マッサージ師
今日こそ独立開業だぞ☆ブログの管理人。都内で訪問治療院を開業中です。