あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします!
しょちょーです。
来週から新しく施術者が加入するため色々と準備に追われた年末年始でした。2023年は賑やかな年になりそうで楽しみです。
とらこもブログに上げてくれている通り、うちの社員は日々様々な課題に直面し、ちゃんと解決のためにより広い視点で情報を伝えるようにしてくれています。
僕自身はこのように包括的に患者さんや家族に接していく姿勢は好きです。
そこで、2023年一回目のブログ更新でもあるので、僕自身が良いと思う患者さんに接する基本姿勢について記載してみようと思います。
(あくまでしょちょーが良いと思うものですので、正解ではないです。念の為!)
患者さんの「一生涯を支えるパートナーである」という姿勢
僕は、「患者さんの最後の最後まで支えていけるように介入しよう」と思っていつも介入しています。
訪問対象者の殆どは高齢者ですよね。
主に80〜90歳代になるでしょうか?
この方達はあと数年のうちにご逝去される可能性が非常に高いです。
健康寿命に関与することはできても、寿命自体をコントロールすることは非常に難しいと思います。
つまり、どんなに頑張っても願っても数年のうちに亡くなる。
これが事実です。
で、この事実については患者さんはもちろん、ご家族の方たちも当たり前に理解していることだと思います。
8月25日あたりで「もう夏休み終わるな〜」って思うのと一緒!
大小ありますが、もうすぐ亡くなる事実は漠然と感じているはずです。
僕だったら、次のような方たちと過ごしたいと思います。
- 心を許せるひと
- 一緒にいて心地良いひと
- 自分の意志や願望を尊重してくれるひと
最後の最後で「この人といると吐き気がするぜ!」みたいな方と一緒に過ごしたいとは思わないと思います。
ここで大切なことは、上記のリストの中の存在に僕たち自身がなることだと考えています。
- 心を許せる○○先生
- 一緒にいて心地良い○○先生
- 自分の意志や願望を尊重してくれる○○先生
なぜこれらを意識するか?
これができている状態のほうが治療を始めとした様々な提案を受け入れて貰えるからです。
例えば、介入をしていて「看護師さんに服薬管理と健康チェックをしてもらってた方が、服薬コントロールができて状態安定するな〜」なんて思ったとしましょう。
このときに、信頼のある施術者・信頼の無い施術者、どちらの言葉に耳を貸すのでしょうか?
絶対に信頼のある施術者の意見に耳を貸すはずです。
「一生涯を支えるパートナーである」という姿勢を貫くには、患者さんにとって自分は心地良い存在でなくてはいけません。
生涯を通して患者さんの健康を支える。
いつも同じ施術で、目標設定もなく、患者さんの意思願望に興味もなく、痛いと言われたところをマッサージする治療家と。。。
患者さんの意思願望を最大限尊重し、患者さんの欲求が満たさせるように適切な目標設定を行い、段階を追っての施術プランを提示しながら治療を進め、終末をデザインしながら介入していく治療家。
どっちがいい!?
終末をデザインする
永遠はなく、終わりがあるのが原理原則です。
何事にも終わりがあります。
以前大変お世話になったケアマネージャーさんが言っていました。
「しょちょーくん。僕はね、ご利用者さんの終末をデザインするのがケアマネージャーの本質だと思っているんだ。それを一緒にご利用者さんやご家族さんと考えていくんだよ」
終末をデザイン、、、
とても素晴らしい言葉だと思いました。
どのような場面でそういった話になったかは忘れてしまいましたが、「終末をデザインする」という言葉は心に残っています。
もしも僕が終末期の方だとしたら、このケアマネージャーさんにお願いしたいなと思いました。
ケアマネージャーはケアプランを作成する。
これは当たり前です。
マッサージ師はマッサージ治療を提供する。
これも当たり前。
でも、患者さんの気持ちとしては、患者さん自身の意思願望に寄り添って、生涯を支えるパートナーであるという姿勢を持っている「ケアマネージャーやマッサージ師」のケアプランやマッサージ治療を欲しているのではないでしょうか。
と、僕自身は思っています(^^)
みなさんはいかがでしょうか?
今日は以上です。
それではまた!