こんにちは、しょちょーです。
今日も今日とて訪問所感です。
このサイトを運営していると様々な知識をインプットすることになります。
訪問経験年数は、訪問業界に長く身を預けていればおのずと長くなっていきます。
経験年数が長くなればそれだけ一回の施術の余裕が生まれるため、より感度高く接することができます。
しかーし!しかしですね。
【新しい知識】自体は、意図的に取り入れていかないといつまで経っても身につかないわけです。
例えば腰部椎間関節性疼痛について様々な書籍を読み進めて、はじめて知った知識が多々ありました。
で、その知識をインプットした状態で訪問治療に臨む、、、。
すると、
「あ、L5/S1が拘縮して、L4/L3が過前彎してる」
なんで疼痛が起きているかがより深く理解できました。
1年間携わった患者さんに失礼かもしれませんが、勉強すると見えてくる景色が変わるんですね!!^^;
勉強することを業務の一環にしてでも学ぶ環境を。
進行性核上性麻痺では次のような症状があります。
- 垂直性核上性眼球運動障害(初期には垂直性衝動性眼球運動の緩徐化であるが、進行するにつれ上下方向への注視麻痺が顕著になってくる。)
なので、屋内環境整備において導線上に転倒危険物は除外するよう、本人や家族に伝えて徐々に屋内の整備をすすめていきます。
10年訪問現場にいますが、実はこれを知ったのはつい最近なんです。。。
10年前の時点で勉強していれば、少なくともその期間中に出会った進行性核上性麻痺の方により適切な対応が出来ていたことは想像に難くないです。
まだまだ知らないことだらけ、というスタンスがちょうど良いのだと思います。
医学の最先端で研究をなされている方の知恵や成果を現場に提供できたら、より一層の治療が提供できるのです。
よく、先輩経営者や当時の同僚上司と話をしていると、「ここから先は自分で勉強するしかないよ」というような発言をよく耳にします。
つまりスタッフ一人ひとりの自発性に委ねる。ということですね。
でも、これはある意味では「うちの会社の技術提供力が伸びるかどうかは施術者次第、運頼み」と言っているのも同然です。
あはき業に関連する知識・技術を提供するビジネスですから、経営陣はそのクオリティに責任をもつべきです。
僕も「スタッフ次第」というニュアンスは理解できますが、会社も歩み寄って知識・技術を向上できる体制を作ったほうが三方良しに近づくのではないかと考えます。
ぜひ瞬間瞬間の利益を追い求めるのではなく、1年間、10年間と継続した利益を獲得し続けられるよう、教育環境の整備もできればと思います。
なぜならスタッフの成長があれば、患者さんも・会社も・本人自身もメリットあるわけですから!
今日は以上です。
それではまた!