80代の方ですが、『早くあちらの世界(天国)に行きたい』とお話しされる方がいます。
『今こうして鍼灸やマッサージもしているとなかなか死なないですし死なせないですよ』と伝えると『そうね』と毎回笑ってお話しされています。
娘様と住んでいて、日中は1人で過ごしています。
認知症もなく、洗濯も干せて、病院にも歩いて行けます。
そう、元気なのです!要支援2くらい。症状的には糖尿病と腰痛がある方です。
昔は保育園時代から小学生までお孫さんのお世話をしていたそうで、ご自身の幼少期のお話しも良くしてくださり、しっかりとした口調でお話しされます。
何をやってもすぐくたびれてしまい、長い距離歩けなくなっている、うとうと眠くなり横になってしまう、もう思い残すことないし、毎日楽しいこともなくつまらない。
週1回通っていた体操もやめたとお話しされていました。
ますます外との交流がなくなってしまい、ますますこもってしまうのではないかと少し気がかりなところです。
自分が娘の立場なら親にはいつまでも元気でいてほしいのでこうしたら?ああしてみたら?とは言いますが、私たちの立場で言えることも限られています。
私は週2回の30分ずつ計1時間の訪問でしか関わりがないのですが、それでも何か自分に出来る事をなるべく提案してみます。
つい先日も『食器の洗い物を溜めとく桶見たいのが欲しいのだけどスーパーにあるかしら?』と聞かれたので『近くの〇〇ホームセンターにはあると思いますよ』と伝え一緒に携帯のマップを見て行き方を伝えました。数日後無事に購入出来たと喜んでいました。
頼まれれば入室前にポストから郵便を取って持っていく、重いものを運ぶ、調べられる事なら携帯で調べてすぐに伝えます。
自分達には些細なことでも患者さんには大変なことが多く、少しのお手伝いで助かるのであれば行っています。
次の訪問の時間もありますし、やり始めたらキリがないかもしれないですが、2、3分で力になれるならやるべきかなと。
施術が終わった後はとてもにこやかになっているのでカラダの痛み減ったかな?元気をお裾分けできたかな?楽しいと感じる時間になったかな?まだまだ生きててもいいかと思ったかな?
ではまた来週ね!
『よし、任務完了!』とこっそり思っています◎