Aさん
60代男性、主訴は関節の冷えと左半身の痺れ、室内はすり足歩行、外では装具付け歩行、訪問リハビリ2日/週+通所リハビリ3日/週
「動かしていないと動かなくなると言われているから」とリハビリをすることで痺れが強くなるが毎日リハビリされているようです。
Bさん
50代男性、主訴は右肩の筋緊張、室内は常に装具装着したまま車椅子生活、外も車椅子、外出ほぼしない、構語障害あり
「特にしたいこともないし、リハビリはしたくない」とほぼ1日中TVを見て過ごされているようです。
麻痺が同じだけで、症状も違うし、いろいろな考え方、生活リズムがあるんだなと・・・。
ただ、どの患者さんにも言えることですが
やはり何かご自身の中でこれからの目標やこうしてほしいなどの要望を強く持っている方の方が力強さ・エネルギーを感じます。
Bさんみたいな方や鬱病の方、マイナス思考な方はエネルギーをあまり感じません。
自分でどうにか変わろう!ではなく誰かにどうにかしてもらいたいが強い気がします。
同じ治療続けて症状が緩和・軽減される方もいれば、
効果が2、3日で戻ってしまう、あまり変わらないという方ももちろんいらっしゃいます。
その時には2週間くらいのスパンで色々治療方法を考え、変更していきます。
治療も必要だけど筋力低下もあるし、運動も必要ではないか?と思えば提案してみたり治療の合間に運動を行っています。
痛みがずっと取れれば1番いいですが、やはりその方の日頃の生活環境や癖などで身体は戻ろうとする力が強いため、痛みが再び出やすいです。
Bさんにも車椅子での姿勢が前傾気味なので腰や内臓に負担がかかってしまうと思い、体幹の運動を提案したこともありましたが、却下されました。
過去に作業場に行ってリハビリをしていたそうですが、もう行かないとお話ししていたのでもしかしたら良い思い出がないのかもしれません。
相手が望まない限り無理には行えません。
現在は他に何か出来ないか?代わりに提案したら受け入れてくれそうなものはないか?
を会話や訪問を続けて見つけていく作業に移行していくようにしています。
治療として受けている方もいれば慰安として受けられている方もいます。
とらこも月1でマッサージを受けにいきます!(腰痛持ち&日頃の疲れ&ストレス解消◎)
患者さんと話をして整理して、それぞれの患者様が望んでいることに沿った治療方針を常に意識してやっていかないといけない
と悩んだ時は振り返るようにしています。