施設で訪問することも多くあり、その時には移乗動作も行ったりします。
まだ介入し始めて4.5回の患者さんがいらっしゃいました。
私はなんとなく慎重に距離を縮めていくタイプなので、Cさんはまだ手探りな感じでした。
その日はたまたま施術を行う場所がいつもとは違う部屋での施術。
いつも通りスタッフさんが車椅子で連れて行ってくださり、移乗動作を私も協力して行うシチュエーションになりました。
しかしスタッフさんの対応にCさんの機嫌が悪くなりました・・・
Cさん、靴を脱がしてもらえればそこから装具をつけたままご自身でベッドに寝転がれます。私はそのことを知っていたのですが、そのスタッフさんはどうやら知らず、良かれと思い下肢を持ち上げる動作を手伝ってしまったところ、Cさん痛かったみたいで・・・
もういいよ、拷問だよ
スタッフさんはその後退席されましたが、まぁその後の空気が・・・苦笑
Cさんにはたまたま苦手なスタッフさんだったのかな。。
そのスタッフさんの優しさだと思うんですが、声がけも子供にかけるような言い方で、「ごめんねー痛いよねーごめんねーごめんねー」と。
Cさんにはそこまで言わなくても伝わっているんじゃないかなーと第三者的には感じていたので、Cさんに提案しました。
施術終わった後、私が移乗動作補助します。色々協力していただくと思いますが良いですか?呼び出しボタン押すとまた同じスタッフさんいらっしゃるかもなんで・・笑
お願いします!
自分で出来る体位変換、動作は無理のない程度で行っていただいています。
何でもかんでも手伝うのはその方にとっても良くないです。
施術中も以前の過去にしていたお仕事の話やスポーツの話も出来ました。
やはりこちらから話をしてコミュニケーションを積極的に取るのは改めて大事だと感じることが出来ました。
施術が終わり・・・
まず装具履きますね。では起き上がりましょう!
自分でいけます!
OKです!お願いします!次に靴履いて、車椅子に移りましょう!
「ここ捕まればいけます」
「では私はお尻の部分持ち上げますね、せーのっ!!」
ふらついたら絶対離さない!っていう火事場の馬鹿力で乗り越えました〜
その後最初とは別のスタッフさんがきました◎
移乗が終わっていたことにスタッフさんも喜んでくれていました♪
これで患者さん・スタッフさんからの信頼度も少しUPしたかな??
なんとも言えないきっかけから話せ、移乗も1人で行えたので終わった後ホッとしました。
患者さんはいろんな方がいますが、どの方の話にもしっかり耳を傾け、丁寧に接する。
患者さんと距離感が近い人もいれば、ある程度の距離感がある方もいますが、どの方にも失礼のないようにだけは意識しています。